超次元サッカーとは別次元のなにか

 

ホントウノサッカーとは稲森明日人が楽しむことのできるサッカーのことである。

こんにちは。

下に世界大会アメリカ戦までを書いた前回のリンクを載せておきます。

リンク先にもありますがここでは批判が多くなるのでそういったものを見たくない方はブラウザバックをお願いします。

なお今回は前回の分も含めて書いていくのでリンク先よりも長くなります。(流石に長くなりすぎたから日本代表と主要敵のみに絞っています)

blog.hatena.ne.jp

 

 

期待外れ

 アレスの天秤(以下:アレス)とオリオンの刻印(以下:オリオン)が始まる前、具体的にはアウターコードの配信が行われていた頃はイナイレの新作がようやく始まるのかとわくわくしていました。

アウターコードの内容がギャグもあればこれからを期待させてくれるような内容もあったのでので余計に期待が膨らみました。

全国大会からそのまま世界のレベルを知り強化選手として全体のレベルを上げるため雷門の選手たちが全国の学校に散らばり互いがライバルとなって戦うという設定もずっと同じチームだった壁山や豪炎寺たちとの試合が見られると思っていました。

まさか無印雷門メンバー同士での試合が豪炎寺と鬼道のみであり、新雷門を勝たせるために弱体化され新雷門をよいしょするサブキャラみたいな立ち位置になるとは思ってもいませんでした。

 最後の最後まで期待していましたが打ち切りが決まったのかアレスの時から雑な話がさらに雑になっていき最後の試合ではそれっぽいことをしていましたがこれまでの積み重ねを帳消しにできるほどの出来ではなかったと思いました。

 

新キャラたち

前回は過去作のキャラからだったので今回は新作キャラからまとめていきます。

日本代表

稲森明日人

 アレスではいなくても話が成立する主人公。

最初に明日人のビジュアルを見た時にこれが主人公で大丈夫なのか?と思っていましたが案の定大丈夫ではありませんでした。

話の本筋であるアレスの天秤にまったく関与せず、キャラとしての掘り下げが薄く、決勝戦では敵から事前にデータをもらって勝ち、しかも決勝であるにも関わらず大した活躍もなし。

決勝の最中にサッカーやろうぜと言っていましたが、野坂も灰崎もラフプレイにはなっていましたが特に問題はなかったので自分が気に入らないから文句を言ったようにしか見えませんでした。

 オリオンではアジア予選中の彼は野坂の駒以上の活躍はなく一星についても周りが彼を責めている中でそもそも何をやっているのかすら知らないという蚊帳の外状態にも関わらず信じると口にするだけで言葉に重みがない状態。

本選でようやくスポットライトが当てられたと思ったらイタリア戦まで新技を使うことなくしかもその新技も止められるという始末。

スペイン戦でボールをキープする力が強いという強みが分かった時に「絶対に止められない田舎者もいる」みたいなことを一度止められた後(相手がだらだら喋りだした隙に取り返した)に言っていたので正直ダサいと感じました。

 脚本家が変わったことが影響しているのかブラジル戦で地雷原を抵抗なく使い、意図的に接触し道具を使ったふりをして相手を脅し、イタリア戦では体に負担をかけるサポーターから解放するために点を取ろうとしていましたが、アジア予選までシュートすると見せかけてパスして相手の隙を狙うということをやってきたにも関わらず負担をかけたくない相手に向かって必殺シュートを撃つということや、野坂の相手同士を接触させる作戦を良くないと否定した後にグリッドオメガで相手を再起不能にする提案をし出した時は頭が痛くなりました。

 最後の試合では負けても次があるみたいなこと言っていました。

確かにそう思いますがまだ試合中であり、言うなら勝って相手が負けたことを後悔しているときに言えって思いました。

まだ決着ついてないのにそれを相手に言うのは負けろって言っているようなものですしね。

 声だけはデカく危険なタクティクスもやられる方ではなくやる方なら問題はなく、ただ駄々をこねているだけで芯のない、そんなキャラだと感じました。

 

野坂悠馬

 社長のお気に入りその1。

 個人的に好きでも嫌いでもないです。

大体の感想は上記のリンク先へ。

 

灰崎凌兵

 正直アレスの主人公は灰崎一人良くないか?というのが個人的な印象です。

アレスの天秤に恨みがあり、無印ライバルである鬼道が見出した新星であり、一匹オオカミが少しずつチームの大切さを知っていくという主人公として十分な魅力があると思います。

決勝前に過去オマージュで雷門に来ましたがグリッドオメガの被害を軽減する以外の役目はなく、ヒロインに向かってフィールドの悪魔を見せてやるといってからこれといって活躍しませんでした。

 オリオン序盤は反一星の一人としてやヒロトとコンビを組むなど比較的目立っていました。

中国戦まで基本的に ペンギン・ザ・ゴッド&デビルのワンパターン。

元々ペンギンザデビルを撃つつもりがヒロトの技と重なったせいでこうなったので一度くらいペンギンザデビル単体で見てみたかったです。

 個人的に灰崎に対しては小物ヤンキームーブや皇帝ペンギン2号を超えた技を作るといって引っ張ったにも関わらずできたのが技を重ねるだけという肩透かし感くらいで特にこれといった不満はないです。

一星光

  野坂の舎弟その2and吹雪兄弟のオマージュ要員。

アジア予選の中国戦前まではすべて一星のために費やされたと言ってもいいほど。

オリオンからの命令で選手たちをつぶそうとしていましたがその手段がすべて雑で一回戦のベンチで日本は負けるとドヤ顔で言って外すことや普通にスパイばれするなど三下感が隠せていない状態。

 ストライカーとしても活躍できる分析担当となったがストライカーとしての活躍は2試合のみ。覚醒回くらい普通に点とらせてやれよ

 本選からはフロイの親友として活躍すると思いきやフロイと聞きに行った情報は大体監督が知っているという無駄足、親友の洗脳を解く役も円堂に取られるという始末。

最終決戦でようやく個人での必殺シュートを撃たせてもらえた。

明日人を活躍させたいがために中途半端な活躍しかできなかった印象があります。

剛陣鉄之助

 社長のお気に入りその2。野坂と同じく上記リンクへ。

 ただし野坂とは違い普通に嫌い。

 

小僧丸サスケ

 豪炎寺のストーカー。

アレス終盤で独自路線へ進むと思いきや 豪炎寺のようになりたい ではなく 豪炎寺になりたい からと体格を豪炎寺と同じに。

普通にドン引きしました。

そういえば灰崎が病室に通っていたときにもストーキングして盗み聞ぎしてましたね。

氷浦貴利名

アレスではまともに活躍していた。

オリオンでは一星いじめのためのシュートチェインに一役買ったがあとは尺稼ぎの探偵ネタに使われ必要のない女装をし、変装している別人を明日人と勘違いするなど特にこれといった活躍はなかった。

万作雄一郎

特になし。

本当に語れることがない。明日人の親友枠として出番はもらえていたがアレスでもオリオンでもほぼ活躍がない。氷浦は明日人と小僧丸とで三人で必殺技を使っていたが特にそういうのもなし。尺稼ぎスパークウィンドくらい?

海腹のりか

社長のお気に入りその3。

アレスでは点取られ屋として活躍した。

オリオンではGKが既に3人いるにも関わらず日本代表入りした。さてはんほぉられたな

なぜかGKとして先にいた砂木沼よりも出番が多く(そもそも砂木沼がキーパーとして出場することはなかった)円堂出せば?と思うシーンでもなぜかスタメン出場しアレスと同じく点取られ屋として活躍した。

岩戸高志

異性に対して興奮し続ける発情ゴーレム。

アレスでは薄いザウォールという壁山との差別化を図ったが彼のザウォールが活躍することは初回以外ほぼ無かった(逆に登られGKと1対1の状況を作るということもあった)。

 オリオンでは光を異性と勘違いしてたことやイメチェンしたのりかに興奮するなどして目立っていたが試合ではアメリカ戦で必殺技を撃った以外の活躍はほぼなし。

異性に対して反応や同じDFしても壁山とキャラ被りのせいか実力的にもゴーレムじゃなくて壁山で良くないか?とずっと思っていました。

水神矢成龍

 アレススピンオフのペンギンを継ぐ者ではほぼ主役キャラ。

 本編での木戸川清修戦ではキャプテンとして灰崎に対して叱咤することや年長者としてアドバイスすることなどしていたが肝心の雷門戦では木戸川清修戦で見せたゾーンオブペンタグラムを雷門戦では使わないというシナリオ上の配慮によりほぼ活躍せず負けた。

 オリオンでは追加選手として登場したがペンギンを継ぐ者を読んだ前提なのかアレス本編では描かれなかったコミカルな部分が出ていた。

社長から嫌われたのか登場時も他にメンバーとは違い紹介シーンがなくブラジル戦で反則するふり(となっているが普通に反則をしている)を提案するなどヘイトを集めた。

坂野上 昇

 円堂の子分。

 アレスでは特に目立った活躍はない。

 オリオンではオーストラリア戦で氷浦から教わるわけでもなく氷の矢を使うという才能描写からこれから活躍していくかと思いきや以降これといった出番もなく円堂の発言に対して賛同する以外のことはほぼ皆無といってもいいかもしれない。

 そもそもDFの存在が軽視されているシリーズでリベロというポジションであることが出番の少なさにつながったんだろうか?

 

西蔭 政也

野坂の舎弟その1。

アレスでは主人公チームでないのにも関わらずまともにGKとして活躍した。必殺技が全体的にカッコいいことや短い回想でキャラの背景がある程度描けていたので個人的に好感が持てるキャラ(アレスでは)。

オリオンでは円堂が出場できないとき、または話の都合で劣勢を描きたいときにGKを任された。野坂に迷惑をかけたくなかったのか手を怪我しても申告しなかったことから個人的な好感度が落ちその後特にフォローがあるわけでもなく円堂と交代された(必殺技の名前もカッコ悪かった)。

 社長がノリカをどうしても出したかったからかGKとしても活躍の場が少なく野坂の側近ポジションも一星に取られ唯一良かった必殺技名も(個人的に)ダサくなるなど若干哀れなキャラ。

 

 吉良 ヒロト

 パラレルワールドならではのキャラ。

 アレスではきちんと親との関係性やタツヤ・チームとの関係性がきちんと描かれていた。話の流れから勝って欲しかったが主人公チーム特有の勝利補正の前に敗れた(全体的に雷門に勝って欲しいと思う試合が1試合もなかったこともあり余計に勝って欲しいと感じた)。コズミックブラスターカッコいいよね。

 オリオンでは全体を通して活躍していた印象。

灰崎と並んでエースストライカーとして活躍したが灰崎とは違い個人技として新しい技がなかった。

 一星いじめで生き生きとしてたが一星の抱える問題が明るみになった際にはきちんとした対処法を提案するなどキャラとして立っていた。

 ヒロトには不満はないが公式のゴッドストライカーいじりがやりすぎて割と不快ですた。

吹雪 アツヤ

 ヒロトと同じくパラレルワールドならではのキャラ。

 アレスではクマ殺しの異名を無印から引き継いだのか必殺技がクマ押しだった。

エターナルブリザードを使えよお前の技だろ。

 アレスでは後半からの追加メンバー。士郎とのコンビプレイを期待していたが士郎が1試合目で自爆特攻したのでコンビで活躍することはほぼ無かった。

その後の活躍はあまりなくブラジル戦でスパイクの裏を相手に向けて威嚇するという反則行為からのシュートで点を決めた。

 視聴者からの声が多かったから追加メンバーに選ばれたのだろうが社長的に特に思い入れはなかったのか最後の活躍が反則行為という可哀そうなキャラ。

趙金雲 

 社長の化身。

 アレスから雷門の監督として登場し、アレス前半終了までの間はこれまでの監督よりも有能なのでは?と思っていました。

 オリオンではイナズマジャパンのメンバーに明らかに雷門贔屓が入った人選を行うなど人を見る目がないことが発覚。

 一星の問題についてある程度知っていたにも関わらず選手だけ解決させようとし鬼道に

一星は入院していると思っている弟のためにオリオンに従っているが実は兄は亡くなっており事故にあったときの影響で病院以外では人格が切り替わり自身が兄の人格を持った二重人格だということに気づいておらずオリオンに利用されている

ということを察して欲しかったらしい。

1回戦と2回戦の間でそれを察しろいうのは明らかな無茶ぶりである。

オリオンの黒幕がイリーナということも知っていたにも関わらず選手が自力でその情報をつかむまでばればれの嘘をつき公表しないというシナリオ上に配慮した動きをしていました。

 またGKとFW以外に価値を見出していないのか攻撃特化のMFにDFをさせ始め既に3人いたGKを4人に増やし選手がそのことについて疑問を抱いたら意味深な笑みでごまかした。

GKに(砂木沼がGKとして出場していないにも関わらず)初陣だから、世界のレベルに慣れるようにとノリカを採用し情報が少ないからとノリカを採用し円堂を出場させれば止められたであろう場面でも劣勢を演出するため動いていたことからさては社長の化身だな?って思っていました。

 

過去作キャラ

出番が少ないほど株が落ちないとさえ思えた社長の被害者たち

上記リンク先で書いてるキャラたちは続きから。

円堂守 

 社長が円堂ブランドに頼りたいが必要最低限しか活躍させたくないという思いからかオリオン後半からはセリフが減り社長の円堂はサッカーやろうぜって言わせておけば良いだろうという意志をひしひしと感じました。

 ロシア戦2回目ではロシアチームにかかっている洗脳をサッカーやろうぜで消し去りましたが結局やっているのは過去作オマージュ。

無印2のあれは親友の風丸や雷門メンバーと地区大会で円堂のおかげで呪縛から解放された杉森(シャドウは知らん)だからこその名シーンだったはずなのにこれさえやっておけば受けが良いだろうという安易な考えで碌に関わりのないロシアチームにも効くようにし過去の栄光を汚す行為だと感じました。

オーガにも効いたと言っている人もいましたがあれは円堂からサッカーを奪うという目的を持った相手に死闘の末認めさせたのが良いのであり今回のように数回シュートを止めた程度のものとは比べられないです。そもそもこの展開にもっていきたかったのであればロシア戦1回目で円堂を出場させてある程度関係性を作っておくべきですね。

 最終戦で急にイレブンバンドで指示を送るということがありましたがイレブンバンドで指示したタイミングがどけと言った後になるはず(じゃないとリアクション的に辻褄が合わないというかどけって言うのがそもそも違和感がある)なので声で伝えた方が早いですし何よりそこは大声で伝えた方がらしいです。

そのときに友情のゴッドハンドと言っていましたがどうせならライバル枠であったクラリオを気を送る役にした方がより友情感が増したのにまさかのベンチでリアクション担当。ついでに気を送っていたのがアフロディは良いとして不動とリ・ハオ、ルース・カシムという円堂との繋がりが割と薄い層。

急造チームで友情というのを推したいのでしょうけど円堂の活躍を不自然に描かなかったせいで円堂と他国の選手との繋がりが薄いのでどうしても違和感が出てしまいます。この状態で友情を推したいなら不動ではなくクラリオで行うべきでしたね。

 あと普通にスーパーメガトンヘッドを使っていましたけどそもそもメガトンヘッドがこのシリーズで使ってない技であり別の世界線の技なのにいきなりスーパーメガトンヘッドという脈絡のなさ。

ダサモーションイナズマブレイクも修正されて無かったですし何が何だかですね。

最後あれ留年したんですか?

豪炎寺修也

 炎を捨てたストライカー。

 アレス決勝戦では自分の真似ではなく独自路線へ進もうとしていた小僧丸に対して成長したなみたいな視線を送っていたはずなのに結局自分のストーカーに戻った小僧丸に対しても成長したなみたいな視線を送っていたので何考えているのかまったくわかりません。

 イタリア戦でようやく復帰するも大した活躍はせずラストリゾートも主人公3人に継承させることに意味を見出しているのかと思いきや小僧丸にも継承させました。

継承先がどこでも良かったなら小僧丸にも個別で教えてやれよ。

 最終戦では置きブラックホールかの如く置き真空波によりラストリゾートを止められました。

主人公三人にラストリゾートは自分にとってサッカーへの答えのようなものと言っていましたがその言葉通りラストリゾート以上のものはなかったのは悲しいかったです。

あと試合中に急に交代して鬼道と一緒にベンチから走ってグラウンドに入ってイナズマブレイクを撃ったと思うと笑えますね。笑えない。

 

鬼道有人

 アレスでは灰崎を導くポジションにいて過去作組の中では割と優遇された立場にいたと思われていた。

 オリオン序盤では豪炎寺を潰されたことや円堂を殺されかけたことや全てを知ってるはずの監督を問い詰めても何故か事情を話して貰えなかったことからヒロトと灰崎に協力してもらい一星つぶしを行った。すまん手が滑った

いじめられた報復で一星からバッグにドーピング剤(かどうかは不明)を入れてオリオンの息がかかった運営サイドのチクるという雑作戦によりチームから外された。

 世界大会本選から復帰するかと思いきやまさかの追加メンバーを集めるため日本に残ることになった(おそらく鬼道がいたら野坂の活躍が薄れてしまうため)。

久遠監督だけで良くない?

 最終決戦でようやく復帰し野坂の連携を行っていたがこれまで必殺技ではなく必殺タクティクスで描写を簡略化させてきたにも関わらずそれすらもなかった。

風丸一郎太

 アレス・オリオンを通して完全に便利屋扱いさせられていた。

 オリオンで初の(ダークエンペラーズ時代を除く)DF技を習得したかと思えば片手で数えるほどしか使わずに終わってしまった。

 最終決戦ではメンバーに選ばれてはいたがほぼベンチという不遇な扱い。

けれど描写が少なかったことによりそこまで株は落ちていないので逆に良かったのかもいれないですね。

吹雪士郎

 アレスでは本来のポジションであるDFとして登場したがほぼFWとしての活躍がメインとなってた。

 オリオンで野坂の雑な作戦により怪我をした振りが本当に怪我をしてしまった。

野坂はちゃんとあやまったんですかね…

 本選では足を痛めたまま諸刃の剣的な技を使い格上であったスペイン相手に1点をとったがそのあと選手として復帰することなく裏方に回った。なぜだ

スペイン戦前に日本のデータを横流ししていた人狼として動いていましたが結局吹雪が新条を信用していた理由って何だったんですかね。

基山タツ

 アレスでは永世学園のキャプテンとして登場しヒロトとの関係性も2話ほど使ってしっかりと掘り下げられた。

 オリオンでは序盤はほぼ活躍しておらずアメリカ戦で何故かMFからDFへとポジションチェンジした。

正直脚本家が思い出したときに少し活躍させた程度なので印象が薄い。

砂木沼治

 おそらくこのシリーズで最も扱いの悪かったキャラ。

 今回も色々文句を言おうと思っていましたがpixiv大百科の記事に言いたいこと大体書いてあったのでそちらのリンクを貼っておきます。

砂木沼治 (さぎぬまおさむ)とは【ピクシブ百科事典】

不動明王

 最終戦では小僧丸の声優と被っていたためかお情けで復帰。

皇帝ペンギン2号feat.シャーク(シャーク・ザ・ディープって簡単に習得できるんですね)を使うことと円堂へ気を送る活躍をした。

ベンチでリアクションとるだけだった風丸よりは扱い良かった。

亜風炉照美(アフロディ)

 アレスではまさかの試合シーンをカットされしかも負け試合という無印ラスボスとは思えない扱いを受けた。

 オリオンではアレスでの扱いを流石に反省したのかファンからの批判にビビったのかはわからないがアメリカ戦ではメインの活躍した。

ただ役目を終えたのかそれ以降はほぼ活躍しなくなった。

その他キャラ

ベルナルド・ギリカナン

 DV被害者操り人形。

 個人的に新条が革命派の振りをして日本を陥れる役でベルナルドは実は革命派でありブラジル選手たちに反オリオンとして目覚めて欲しかったとかそんなこと考えていましたけどそんなことはなかった。

 ブラジル選手たちが命令を無視してサッカーをした姿を見て一言「私はあの子たちになんてことをしていたんだ」…流石に思考放棄しすぎでは?

 

イリーナ・ギリガナン

 突如として湧いて出たラスボス。コスプレおばさん。

 やり方は間違っていましたが個人的に夫の頭の中身がハッピーセットだったことは同情してしまいました。

自分たちが援助のために渡した金が兵器に利用されていたと知って怒るのは当たり前ですし罪のない子供たちが戦争に利用されることを危惧しているのに何の根拠もなく相手を信じようと口にして援助を続ける夫を見限るのもしょうがないことだと思います。だからといってその子供たちを利用してテロを起こすのはどうかと思いましたが。

 

全体の感想

最終回を終えて

 最終回を見終えて「やっと終わったか」と素で思ってしまうような出来でした。

社長の引き出しが少ないせいか反則のバリエーション以外だいたい過去作品のオマージュ展開なことや困ったら催眠術、敵の境遇大体貧困、周りの人間に熱い試合と言わせているだけなどなどお世辞にもおもしろいと言える作品ではありませんでした。

 前回も書きましたが結局このシリーズが無印のパラレルである必要性をまったく感じず、過去作品のファンを逃がさないためとしか思えませんでしたがその割には退場したキャラはすべて過去作キャラであり、円堂は退場こそしませんでしたが途中からそもそも会話に口を挟まない、もしくはサッカーやろうぜbotに成り下がるという始末。

 結局イリーナの子供が戦争に利用されることを防ぎ腐った世界を正すという野望をただ止めただけでありイリーナが正そうとしていたことは続いておりサッカーだけを守ったという結果となりました。

そもそも主人公が解決することができないことを掲げているキャラをラスボスに据えることが間違っていたのでしょうね。

ゲーム購入の有無

 ゲームはアレスの天秤ではなくアレスをベースにした別タイトルのゲームを作成中みたいですが正直あのシナリオを見たあとで買いたいかといわれるとそこまで買いたくないというのが本音です。

元々イナズマイレブンはアニメとゲームで内容に若干の違いがありゲームが本番と言われることがありますが大筋は基本的に同じであり好みの差でしかありません。

つまり若干の違いはあれどこの内容をまた見ることになります。

自分はもう見たくないので買う可能性は低いです。

 

最後に

 上記にもあるように自分は昔のイナズマイレブンが好きだったから、無印のキャラがいたから見続けていたのであり別にこのシリーズのことを好きなわけではありません。見てるときに何度も「なんでこれ見てるんだろ…」とさえなっていました。

よく作品が最終回を終えた際にこの作品は不滅ですと言われることがあります。

自分の中でイナズマイレブンそういう気持ちを持たせてくれる作品でした。

しかし今では昔は良かったと老害じみたことを言っています。

来年の春に新作が発売する予定みたいなのでまだ追いかけたい人は頑張ってください。

自分はここまでです。さようなら

 

イナズマイレブン アレスの天秤 オリオンの刻印への不満

アレスの天秤が始まってから色々と首を傾げたくなるような展開が続いているので他の方々も触れている部分と被るかもしれませんが個人的に気になる部分を書き記します。

肯定的評価もありますがここでは批判が多くなるのでそういったものを見たくない方はブラウザバックをお願いします。

円堂守

長くなるので他のキャラたちとは別枠です。

1.必殺技について

見た目的にも1番変化が大きいマジンザハンドですが無印のマジンザハンドは心臓に気を溜めて放つという技でしたがアレスの天秤(以下:アレス)からは心臓と全く関係のない技になっている上に魔神ではなく円堂守(以下 : 円堂)が止める構図になっており魔神をなぜ出したのかよく分からなくなってしまっています。

 

次はダイヤモンドハンドについてです。

円堂がクラリオのダイヤモンドレイに対抗して生み出した技ですが円堂がダイヤモンドに対してダイヤモンドをぶつけるということに疑問を覚えます。その理由としては無印17話の相手が鉄壁ならこっちはダイヤモンドの攻めをすればいいという言葉やアフロディのゴッドノウズに対してのマジンザハンドのようにこれまで相手を超えようとしてきた円堂が生み出した技としては毛色が違いすぎます。

 

2.円堂守の扱い

おそらく私が1番不満をもっているポイントです。

アレスでは伝説のキーパー・伝説のキャプテンという扱いで新雷門中と試合するまで失点0であり1言もセリフがなかった円堂ですがいざ登場すると新雷門中を勝たせるために露骨に弱体化を受けました。マジンザハンは側面からの攻撃に弱いと言われていましたが体の向きを変えれば済む話ですし新雷門を勝たせることと風神雷神を出すための強引なシナリオ展開に足を引っ張られる形になっていました。

 

次にオリオンの刻印(以下:オリオン)の中国戦についてです。

野坂がジャンプして横から蹴るだけで防げる天空隼弾を三人がかりじゃないと止められないというおかしなことになっています。今回も風神雷神と同じでザアシュラを出したいがためのシナリオ展開でした。ここで西陰と砂木沼を出さなければこの2人に出番がないと判断したのでしょうがそのせいで何度も同じ失敗を繰り返す円堂という構図が出来てしまっています。

そのあとの天崩地裂も6人がかりで止めているので円堂の格がどんどん落ちていっています。ここは相手が強いと受け取るべきなのでしょうがやりすぎです。

 

次にスペイン戦です。

曲がるダイヤモンドレイを止めるため西陰からキャスティングアームを習いダイヤモンドハンドをダイヤモンドアームに昇華させ止めました。ここもまぁまぁ気になりますが問題はこの後の豪炎寺の発言です。

あいつには天性のサッカーセンスが宿っている

一体彼は何を見てきたんだろうか。確かに発想と閃きで必殺技を完成させることもありそれも1つの才能といえるでしょう。しかし基本的に血がにじむような努力の末でありセンスがあるの一言で片づけて良いものではないはずです。

これらのことより強いのか弱いのか分からないキャラとなっているのが現状です。

 

過去作・また過去作キャラに関連するキャラ

 

1.必殺技について

オリオンで風丸にとって(ダークエンペラーズ時代を除いて)初めてのDF技であるスピニングディフェンスや不動のマキシマムサーカスなど嬉しいこともありました。

しかし必殺技に関しては許せないことや見たいものが見れていないというを私は感じています。

例えば、吹雪兄弟に関してはせっかくのパラレルで生き残ったので士郎ではなくアツヤのエターナルブリザードを見れると期待していましたがオーバーライドによる技であったり本来の2人技であるウルフレジェンドが見れると思ったら氷結のグングニルを使うなど違うそうじゃない状態が続いています。確かにホワイトダブルインパクトも氷結のグングニルも良かったです。しかしこの2つの技を使った後でも出来たことだと思います。

 

次に豪炎寺のラストリゾートですが明日人と野坂、そして灰崎に継承するという前提で作られた技とさえ思えます。炎のストライカーと呼ばている豪炎寺のサッカーの答えともいえる技が炎とまったく関係のない技になっていることが違和感すごいですしね。

 

 次にアフロディのヘブンズタイムについてです。

これまで時を止めているのか超高速で動いているのかあやふや部分もありましたがオリオンにてただの暗示だと説明されたときは何を言っているのかよくわかりませんでした。ヘブンズタイムはただのゴーストロックの強化版でありアフロディ暗示で神と名乗っていたことになりました。中途半端に理屈付けしたせいで風が発生する意味がより分からなくなりました。

 

2.扱いについて

長くなるので特に気になる2人だけをピックアップします。

1人目は不動です。無印では鬼道に並ぶ天才ゲームメーカーとして第2の司令塔として活躍した不動ですがアレス時空ではひねくれているけど実は熱いやつという風になっています。試合中シュート以外の活躍はしません。オリオンのウズベキスタン戦では不動がいるのに司令塔が不在となっています。私は鬼道、野坂、不動の三人でデュアルタイフーンの強化版が見れるかと思っていましたがそんなことはなく雑に退場していきました。

 

2人目は砂木沼です。オリオンではザ・アシュラ以外目立った活躍もなく完全なネタ枠扱いです。ワームホールで止めたボールを剛陣が飛び込んでゴールしたのはいまだに納得がいきません。無印で円堂が試合に出ることを止められている時や試合に出られなかった2試合しか立向居の出番がなかったことを考えたら3人GKは明らかに多いのはわかっていましたが砂木沼ならどんなに不遇な扱いをしても許されるだろうという考えが透けて見えます。

補充としてのりかがGKに参加した影響で砂木沼がGKとして1度も活躍することなくMFに移りました。砂木沼をMFにする展開を初めから考えていたのならば砂木沼ではなく別のキャラを代表にした方が良かったのではないかと思います。

 

総集編の必殺技のツッコミを入れる回のように視聴者側のいじり方を公式がやってしまうとこうなってしますという悪い例となっています。

 

新雷門(伊那国)中学

1.伊那国中について

この作品そのものの批判になってしまいますがこの作品の失敗は雷門にこだわりすぎたという点だと思います。正直伊那国イレブンのキャラのほとんどは明日人含めまったく魅力を感じません。風丸や豪炎寺という旧雷門中のキャラたちに今の雷門は強いと言わせてましたが魅力がない上に掘り下げがまったくされずただただ主人公補正で勝ち上がっていくチームという印象を受けます。

努力したと本人たちは言っていますがほぼ描写がないので頑張ったアピールにしか見えません。世界大会も明らかに監督贔屓でメンバー入りしているであろう選手がいるのも気になります。栗松が何人もいる気分です。

 

2.稲森明日人について

上記にあるように明日人に対して私はまったく魅力を感じません。公式からは太陽に選ばれたサッカー小僧という呼び名を付けられていますが正直キャラとしては円堂の劣化版とさえいえるでしょう。記者からもチームのムードメーカーと呼ばれており明日人が栗松枠だとは思ってもいませんでした。

 

しかし不要かと言われたらそうではなく問題なのは明日人が主人公であるということです。明日人の事情も現在の離脱も主人公でなくとも出来る話なので灰崎に影響を与えた人物という程度で主人公はあくまで灰崎と野坂ということにすれば深い掘り下げも必要なくなります。

 

剛陣、野坂という脚本家に愛されたキャラたち

1.剛陣鉄之助

伊那国中イレブン、延いてはイナズマジャパンの中で唯一まともに特訓描写がなされたキャラ。アレスの決勝戦では決勝点を決め、中国戦では1話まるまる使って特訓描写(上記にもあるようにこの作品は努力描写が無く頑張ったと説明が入るだけがほとんど)をした後初得点を決めるという贔屓ぶり。作中でも最終兵器、侮ってはいけない存在とさえ言われ露骨な持ち上げが行われています。

 

2.野坂悠馬

 戦術の皇帝と呼ばれ世界大会ではピックアップされてない試合がないほど活躍しています。さすおにに近い何かを感じます。

 再登場した際、豪炎寺と同じくらいの感動があったといわれていますが個人的には上記にあるように不動がいるにも関わらず司令塔がいないとされている、イナズマジャパンがなぜか司令塔がいないと最初のポジショニングすらまともに出来ないという不自然な状態となっていたことや再登場まで期間(1話~9話)が短すぎる、元々戻ってくると言っていたことからイナズマイレブン2のオマージュ以上のものを感じませんでした。

 

豪炎寺はゲームは2章~8章の期間、アニメは30話~52話の計22話分でした。そもそも豪炎寺は妹を人質に取られていたため状況が違いすぎます。

 

イナズマイレブンとして

 1.超次元サッカー

これまで影山の鉄骨落としやフィフスセクターによる管理サッカーなど試合の妨害や八百長などの外部からの圧力は何度もありました。しかし敵となる選手たちは神のアクアやエイリア石などのドーピングや訓練された強化選手など様々でしたが試合中はサッカーで戦っていました。しかしオリオンでは選手が刃物やレーザー光線、まきびしなどやりたい放題です。超次元であってもサッカーではあったイナズマイレブンでこのようなことをしたことは純粋に悲しかったです。

スペイン戦で気持ちの良い試合という言葉が連呼されていましたが実際は相手の弱点を突き続けるというもので気持ちの良い試合の定義が不正をしていないというものになっている気がします。

 

 2.1つの作品として

イナズマイレブンオリオンの刻印のWikipediaにこんな文章がのっていました。

 

各国の代表チームのメンバーは、旧作と様変わりしており、基本的に海外代表メンバーは入れ替えている。理由として総監督で原案・シリーズ構成の日野晃博は、「そうしないと新しい気持ちで観られず、過去のリバイバルものみたいになってしまうと思ったのです」と述べている。

 

アメリカは同チームでしたが排除され全てのチームが総入れ替えとなっているは本当です。しかし、ここで注目したいのは日野社長の「そうしないと新しい気持ちで観られず、過去のリバイバルものみたいになってしまうと思ったのです」という言葉です。この過去作オマージュだらけの作品でよくもまあこんなことが言えたなと思いました。

光と充の話のようにやりたいことは伝わってきます。ただ本当に伝わってくるだけでやりたいこと辿り着くまでの過程が雑すぎてすべてが台無しになってしまっています。

 

最後に

ここまで長々と書いてきて結局のところ私が言いたいことは一つです。

 

過去作キャラを雑に扱うのはやめろということです。

 

アレス・オリオンが無印のパラレルである必要性があったかと言うとパラレルである必要性はありませんでした。無印時空とは関係のない別の時空を用意しても成り立つシナリオです。それでは何故無印時空のパラレルにしたのかを考えたところ、無印キャラを登場させることで過去作ファンを逃がさないためであるということだと思い至りました。実際私がこの作品を見続けているのは無印キャラがいるからです。ですが退場していくキャラは無印キャラばかりであり、これといった活躍もしません。活躍しても1回きりだったり活躍したら退場します。こんな扱いを受けるのならば無印キャラを出演させて欲しくはなかったです。

 

これまでアニメとゲームでは大筋は同じでも細かいところ違ってきました。今回もそれと同じでゲームであれば明日人にも好感が持てると信じています。手のひらドリルになる日を楽しみにしています。まぁゲームが発売すればの話ですがね